マンション暮らしと考え事

夫と息子10歳、娘6歳の4人家族。マンションでの生活と子育てと考え事を綴ります。

ワーキングマザーと専業主婦 その1

先日こんな記事を見ました。

news.livedoor.com

読んでの感想です。書いてあることは概ねその通りなんだと思います。

港区で専業主婦とかよくテレビでは出てくるけど、普通の収入では無理だと思います。

しかし、専業主婦=ママ友とランチみたいなステレオタイプな偏見でなんだかなあと思ったし、独身の時の価値観のまま子供を産んだらそれは年収1000万円ではつらいだろうと思います。

実際には子供が生まれると価値観ががらりと変わる人が大半だと思います。

だからこそ、居住地域、子供(人数、教育)、キャリア、車、何かを諦めて身の丈に合った生活の中で幸せを見つけていくのだと思います。

その中で選択として仕事を続ける人もいれば、専業主婦を選ぶ人もいます。

一億総活躍社会とかって何かと専業主婦は最近肩身が狭いですよね。

本来は個人、配偶者の考えで選択するものであって自由ですよね。

 

私個人の話になります。

私は高学歴とは言えないまでも割と真面目な印象の大学を卒業して、約10年同じ会社で働いてきました(仕事内容は省略。まああまり優秀な社員ではなかったですが真面目にやってきました)。

大きい会社ではなかったので育休取得して復帰してという社員は前例が1,2名いただけでしたが、パートや転職で入ってきたママ社員も活躍していて、専業主婦で家に閉じこもっているよりも社会とつながって貢献したい!子供とべったりよりもメリハリのある生活のほうが自分には向いている!と思っていました。

そして第1子出産の際には育休を取得して1才になるくらいで復帰しました。

保育園激戦区でしたが、なんとか東京都の認証保育園の枠が0歳児クラスで確保できて恵まれていたと思います。

保育園は息子は慣れるのに結構時間がかかりましたが、先生方も優しく信頼できたし延長保育も電話1本で引き受けてくれてすごくいいところだったのできっと卒園まで両立してやっていけると思っていました。1か月くらいは。

1か月が経つくらいから息子が次々と風邪やらウイルス性胃腸炎やらもらってきて休むことが多くなりました。

私は以前の部署には戻れず新しい部署に配属され、復帰直後だし休みたくない、夫はそもそも現在の3Kと名高い(今はあまり言わない?)SEで朝は割と遅めなものの帰宅時間は平均23~24時。

私が家庭中心とは事前に決めていたものの、配属されたばかりで周囲と業務のシェアがなかなかできず休めない。どっちが休む?ともめてケンカしたり、遠方から両親に来てもらったり。

半年が経過するころには業務のシェアもできるようになってきたし、休むことも少なくなってきたのですが、夫の帰りはやはり遅いので時短とはいえ仕事に加え家事・育児はほぼ私がこなす状態で常に不満がありました。

今思えば病児ベビーシッター、食器洗い機等の各種家電など使えるものはお金がかかっても使ったら少しは楽だったと思います。

それとできないものはできないと無理せず会社にアピールしておくべきでした。保育園がフレキシブルに対応してくれたので私もつい同僚に頼るよりも自分で!と無理が積もってギリギリの橋を渡るような状態でした。

でも、マンパワーがないと補えないことも多く、実家遠方、夫超多忙な我が家には相当私には負担で、キャパオーバーだったと思います。

息子自身も喘息・アトピー持ち、夜寝ない、夜泣き、さらにちょうどイヤイヤ期でもあり結構手がかかったので私もストレスでいっぱいでした。

お休みの日も疲れているとはいえ遅くまで寝ている夫にイライラしてました。

もちろん子供はかわいいんです。でも、私ばっかりという気持ちでしんどかったです。

夫は仕事をすごく頑張っていたしお休みの日は子供をよくかわいがってくれたし、たまに一人で息抜きしておいでよと言ってくれていいパパをしてくれていました。

この頃の写真を見ると夫はなんだか顔色が悪く疲れていたんだなと思います。

私も健康が取り柄の人間ですが、この頃は非常に疲れやすく、やっぱり産後は体力が落ちるんだなと思っていたのですが、思い返してみると無理がたたって体調が悪かったんだと思います。

そして、一年が経つ頃業務内容が変わって残業が増えてきて、夫とのケンカも絶えず、このままでは離婚するのではないかと私も思ったし、夫にもこのまま両立は無理だ、と半ばキレ気味に退職を決意しました。

その頃は夫は異業種への転職を希望して勉強をしており、うまくいけば数ヶ月で引越しをする可能性もあったので転職とかは特に考えず専業主婦を続けることになりました。

退職は寂しかったです。私は仕事と家庭と両立するキラキラママを目指していたので、挫折と言ってもいいと思います。

 

今もたまにあのまま東京で共働きを続けていたらどうだったろうと考えることがあります。

きっと、離婚はしなくとも2人目は諦めていたと思うし、夫も自分のやりたい仕事にチャレンジできなかったでしょう。

我が家にとっては専業主婦が現実的な選択でした。

 

ワーキングマザーには参考になる情報満載の日経デュアルの記事。どこもギリギリでやっているのかなとある意味安心できるリアルな体験談が載っています。

 

もう少し書きたいのですが、長くなったのでその二に続きます。